基本情報技術者試験はどのような資格か?おすすめの勉強法も紹介
こんにちは、クヌギです。
IT系の資格の登竜門とも言われる「基本情報技術者試験」ですが、実際はどんな試験なの?と疑問に思う方もいると思います。今回はそんな方が受験に一歩踏み出せるように試験の概要をはじめ、おすすめの勉強法を紹介していきます。
はじめに
この記事を読んでいただけるということは、読者様は何かしらで「基本情報技術者試験」という試験の存在を知って興味を持たれていると思います。もしかしたらもうご存じかもしれませんが、この試験はIT系の試験の中でも登竜門と称されるほどに知名度の高い資格です。当然IT企業をはじめ様々な企業の人事の方はこの資格の存在を知っており、重要視されているものです。この記事が読者様の受験への手助けになれば幸いです。
基本情報技術者試験とは
初めに基本情報技術者試験とはどんな試験かを説明させていただきます。
合格者の扱い
「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」
これがIPA 独立行政法人 情報処理推進機構が発表している「基本情報技術者試験」の合格者に与えられる保証です。つまりこの資格を取得しておくことでITに関する基本的な知識、及び技能が身についていると判断されます。
期待される技術水準
戦略立案面 | システム開発面 |
対象とする業種・業務に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。 | 情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。 |
上位者の指導の下に、情報戦略に関する予測・分析・評価ができる。 | 上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。 |
上位者の指導の下に、提案活動に参加できる。 | 上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。 |
上位者の方針を理解し、自らソフトウェアを開発できる。 |
これが期待されている技術水準です。正直基本情報技術者試験に合格した方でこの水準を満たしているのは、IT企業での業務経験のある方だけです。僕たちのような学生には実務のことが分かりませんので、この水準はあくまで期待されるものになります。
試験形式
午前 | 午後 | |
試験時間 | 150分 | 150分 |
出題数 | 80問 | 5/11問 |
形式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 |
合格基準 | 60/100 | 60/100 |
問題は午前区分と午後区分に分かれており、それぞれが150分ずつあります。
午前問題
出題数は80問と多いですがア~エの中から一つ選んで答えるだけなので、比較的簡単だと思います。
おすすめの勉強法
基本情報技術者試験という試験の概要はつかめたでしょうか?では次は試験勉強は具体的に何をすればよいかを紹介していきます。
午前問題
まず午前問題の勉強法ですが基本情報技術者過去問道場|基本情報技術者試験.comを使って過去問題をひたすら解きまくることが最も良いと思われます。
まず参考書を見て知識をつけてから解いたほうがいいのではないか?と思う方もいると思いますがこのような勉強法をすすめる訳があります。それは午前問題の半分以上が過去に出題されたことのある問題であるという点です。選択肢なんかもそのまま出題されますので、最悪記号で覚えてしまっても合格することができます。
これは個人の記憶力によりますが、すべての過去問題を2周程度回せば合格基準には達すると思います。
午後問題
午後問題はいきなり過去問を解いても何もわからないと思います。ですので午後問題は参考書を買うことを強くお勧めします。どんな参考書を買えばよいかについては過去問題の解説が載っている参考書がおすすめです。
ある程度勉強を進めていくと自分の苦手な分野というものがはっきりしてくると思います。必須問題以外は自分で選択することができるため、あらかじめ自分が解く分野は絞っておいたほうが時間のロスがありません。
おすすめの分野としては、データベース、ネットワーク、プロジェクトマネジメント、経営戦略・企業と法務の4つがいいと思います。
データベースとネットワークについては、ITの基礎ともいえる技術であるため解けるようにならないと後々困るかもしれません。残りの二つは問題を読めば解くことのできる「国語問題」です。文系の方などにも解きやすいと思います。
問8のアルゴリズムはだれもが苦戦する分野だと思います。僕も今でこそ苦手意識は小さくなりましたが、基本情報技術者試験の勉強をしていた当時は問題を見るのが嫌になるほど嫌悪していました。どうすれば克服できるかについては、解きまくるしかないんです。泣きながらでも解いてください。そのうち解けるようになります。