クヌギの勉強記

こんにちは、クヌギです。このブログでは情報処理技術者試験を中心とした各種資格の勉強を記録していきます。

情報処理技術者試験の解説(後編)

こんにちは、クヌギです。
前回(情報処理技術者試験の解説(前編) - クヌギの勉強記)の続きです。
今回は試験区分の中の高度試験についてです。

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ITストラテジスト試験(ST)

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステム・IoTを利用したシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者を認定する試験」
この資格はITを企業の戦略に生かす能力を認定する試験です。経営者などに求められる資格かもしれません。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/4問 1/3問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 論述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 A判定

システムアーキテクト試験(SA)

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、ITストラテジストによる提案を受けて、情報システム又は組込みシステム・IoTを利用したシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する者」
この試験に合格すると要件定義における分野では最も力を証明しやすくなると思います。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/4問 1/3問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 論述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 A判定

プロジェクトマネージャ試験(PM)

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの目標の達成に向けて、責任をもって、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、予算、スケジュール、品質などの計画に基づいてプロジェクトを実行・管理する者を認定する試験」
プロジェクトにはPMというプロジェクトごとのリーダが存在します。この試験はその資質を証明するものです。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/3問 1/2問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 論述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 A判定

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者を認定する試験」
この試験はネットワーク分野における専門性を証明することができます。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/3問 1/2問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 記述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 60/100

データベーススペシャリスト試験(DB)

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者を認定する試験」
この試験はDB分野において専門性を証明できるものです。「ビッグデータ」などが重要視されている今、その管理を担う方に求められる資格です。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/3問 1/2問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 記述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 60/100

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、IoTを含む組込みシステムの開発に関係する広い知識や技能を活用し、最適な組込みシステム開発基盤の構築や組込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う者を認定する試験」
特に組込みシステム分野に関する専門性を証明できる試験です。どんどん便利になっているIOTに関連するものです。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/3問 1/2問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 記述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 60/100

ITサービスマネージャ試験(SM)

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、情報システム全体について、安定稼働を確保し、障害発生時においては被害の最小化を図るとともに、継続的な改善、品質管理など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者を認定する試験」
この試験はITにおけるサービスを行うにあたって品質の管理などが問われる試験です。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/3問 1/2問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 論述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 A判定

システム監査技術者試験(AU

試験概要

「高度IT人材として確立した専門分野をもち、監査対象から独立した立場で、情報システムや組込みシステムを総合的に点検・評価・検証して、監査報告の利用者に情報システムのガバナンス、マネジメント、コントロールの適切性などに対する保証を与える、又は改善のための助言を行う者を認定する試験」
この試験に合格しているとシステム監査人としての信頼が得られます。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/3問 1/2問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 論述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 A判定

情報処理安全確保支援士試験(SC)

試験概要

「サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、また、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行う者を認定する試験」
主にセキュリティ分野における専門性を証明するものです。ITが生活に浸透している現代で最も必要な知識の一つだと思います。

試験形式

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題数 30問 25問 2/3問 1/2問
形式 多肢選択式 多肢選択式 記述式 記述式
合格基準 60/100 60/100 60/100 60/100

前後編に分けて解説させていただきました。皆さんはこれを見てどう感じましたか?自分の取りたい資格は見つかったでしょうか?ぜひいろいろな資格に挑戦してみてください。



出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構


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